お文具さんについて好き勝手放題に語ってみたいのです

マンガとアニメ

お文具のアニメ」というYouTubeのアニメをここ最近よく見てます。見てるというか、見てる時もありますけど、音声だけ聴いている時も多いです。通勤中とか。

お文具のアニメ
お文具と申します。一人でアニメを好き勝手に作っています。 水曜日、金曜日の20時に投稿しています。 Twitter、Instagramでもイラストを投稿しております。 (投稿は休むこともあります) 消しゴムの妖精ではありません。よろしくお願いします。 お文具のお仕事✉️ obungupr@gmail.com 作者のお...

ざっくり言うと、「ゆるい系のキャラクターがゆるく3分くらい漫才する動画」みたいなカンジでしょうか。
こう書くと、いかにもよくありそうな〜競合氾濫してそうなカンジなのですが、いろいろこう、ぼくの好みにばっちし合致する部分がとても多いのです。
みんなもみようぜ!という訳で、(こんなテキスト読むような人は既にお文具さん見てそうとか、逆も然りとか思いつつ)、
とりあえず以下、別に読まなくてもよいので、ざっくり

  • ちょっと日頃疲れてて、なんとなく癒やされたいタイプのお方
  • 攻撃的だったり暴力的だったり強い言葉だったり、そういうのを聞きたくないお方
  • 「やさしい世界」タイプのお方
  • ちいさいお子ちゃんと一緒でも家族で安心して見られる動画の、ひとつの選択肢として
  • とはいえ別にお子様向けではなく、ネタ自体は基本的に大人向け
  • でもうごいてるのと声がかわいいので、意味分からず見てるだけでもたぶんたのしい
  • みんなかわいい

あたりでどうでしょうか。なんで前半はターゲット向け説明で後半は要素列挙なの?文章雑なの?

というわけで、すこしお文具さんについて書かせてください。
書きたいだけなので、内容はきっと全然ありません。ないよぅ〜。

今もYouTubeのバックグラウンド再生で音声だけ聴いてます。癒やされるんじゃぁ〜。

ゆるい系のキャラクターですが、しっかり動いてよく喋るのよ

アイコンで分かると思いますが、絵自体はド直球にシンプルです。
中でもアイコンのキャラ「お文具さん」はもう、ともすれば落書きレベル。「すみっコぐらし」あたりと顔パーツの系統は近いんですけど、あのあたりよりさらに数倍はゆるい。
いや失礼ですけど落書きですよね?
かわいい落書き。ぼく好きでしょ、そういうの?うちの絵みてれば分かると思いますけど。好きです。落書き。

ぼくと違って、絵のお上手な方が作品を作られております。
なので細かい動き……走ったり転がったり、ぱたぱた動いてもしっかりアニメーションとして成立しています。動きを見ているだけで楽しい、かわいい。そこは「落書き」ぽいけど「手抜き」ではないのですね。
更新頻度高めなのですが、個人で作られてる作品だと思うので、「抜くとこは抜いて、しっかり作るとこは作る」というスタイルにはこれがとても相性いいんでしょうね。
ツイッターで人気でるようなマンガなんかも、造形はざっくりなものが多いですよね。更新頻度と内容で戦うぜ!みたいな。見習いたいもんですな。

キャラクターの声は、おそらくですが、作者の方のしゃべり声を加工して、各キャラに充ててるのかな?
個人的には合成音声、いわゆる「ゆっくり」等でやる作品をぼくはよく見るのですが、あれはあれで好きなのですけど……どうしても「ゆっくり」になっちゃうのですよね。
動画作成者もキャラも全然違うけど、声は一緒。という。個性の部分では、どうしてもひとつ欠けてしまうのですよね。良し悪し、というか、あれはあれでああいうジャンルだと思ってるので、問題視する部分ではないと考えてますが。

お文具さんの場合、「加工された音声」という事でその辺りを一見(一聴)彷彿させるのですが、地の部分は「ひとのおしゃべり」ベースなので、やっぱり別物ですね。でも、人工音声聞き慣れた人ならばある程度親和性は高いんじゃないかな。
じつはぼく、YouTubeの「実況系」って結構ニガテなのが多いのです。「あ、このひとの声ニガテだ……」「喋り方が……」「発声が……」「声質が……」という。困ったもんですね。偏食。
お文具さんは中の人が穏やかにやさしい言葉で喋る方のようで、そこの相性も非常によいのです。

「ゆるくてかわいいキャラクター群が」「やさしくて穏やかな喋りで」「加工された(あるいはあまりされていない)音声で」「会話劇を(あるいは実験的映像を)繰り広げたり、ひろげなかったり」、
この辺が個人的に、お文具さんに非常に癒やされる要素となっております。
そうなのか?

安心感と温和性しかない世界。にこにこせざるを得ない。

お文具さんの世界観は非常にやさしいのです。

最初に「漫才」と書きましたが、
コントや漫才やらのお笑いって、ともすると攻撃性や暴力性がセットになる風潮が……これは個人差、そして個人の感想ですね。
時代もあるのかもですが、テレビで見るお笑いって、長いこと「他人を貶める笑い」とか、「失敗を笑う」「(物理的に)叩くツッコミ」など、そういうのが当たり前だったような気がするのです。(そして、それらを一方的に否定したり悪いものだと決めつける気も無いのですが)もちろん全てが全てじゃないですけども。
それはそれとして、お文具さんはそういった要素は、意図的に排除されております。やさしいのです。

最近はほんとに……
ぼくが毎週読んでる週刊少年ジャンプのギャグ漫画なんかでも、「やさしい世界」「暴力性の排除」「ストレスフリー」みたいな要素が非常に増えていると感じます。現行連載だと、「僕とロボ子」や「高校生家族」なんかはだいぶそういう系統かな。すこし前の「斉木楠雄のΨ難」あたりから、ジャンプのギャグ漫画にこういう傾向が徐々に出てきてた印象があります。(そして作中のセクハラキャラ・鳥束零太はだいぶ叩かれてましたね……ちなみに声優さんは炭治郎の花江夏樹さん。ギャップ。)

さいきん連載終了した「破壊神マグちゃん」という大好きだった日常コメディ漫画があったのですが、こちらも基本的に「みんなやさしい」「ズレを楽しみ、笑い、癒やされる」みたいな作品でした。

ベテランに相当する篠原健太先生も、いま連載されとる作品はかなり意図的に現代に沿った調整をしており、「理不尽に攻撃性のあるキャラやシチュエーション」みたいな不快要素は、可能な限り排除しておられるように感じます。(意図的にギリギリ攻めてきたりはしてはる)

時代……なんですかね?
いや、やさしいのはいい事だと思いますよ。ギャグ、コメディ、「笑い」の部分って癒やしの要素、ポジティブな要素なんです。可能な限りポジティブな要素だけで構成されてるの、決して悪い事ではないと思うのです。
笑いや娯楽のツボなんて人それぞれなので、異なるタイプのものをダメ!とか悪!とか言う気はもちろん毛頭ないですけども。
ひとまず、そういうのが疲れてしまう!心がそわそわしてしまって辛い……。なんかこう、にこにこしていたい……。
みたいな時がね、おおいんです。ぼく。
身も心もエネルギーが足りてない時に、ちょうどいい。のです。

むすめちゃんが寝る直前に、ちょっとだけお文具さんを見るのです。
ぼくもとなりで一緒に見るんだけど、笑ったり、にこにこしたりできるの。貴重な時間。
むすめちゃんはハラハラドキドキがニガテなので、プリキュアとか見られないんですよね。ぼくも幼少期、戦隊とか見られなかったのでよく分かります。ドラえもんですら辛かった。彼ら道徳性低くね?今は違うの??
そんなむすめちゃんも、両親も安心して見られる。内容はそれなりに大人向け。見た目はかわいい。
そら安心感ですわ。

メインターゲットは「社会にちょっと疲れちゃった方」? 意外に大人向け。

お文具さん見てると、なんか妙に妙な言い回しをしている事が多いんですよね。
ツッコミ担当であるプリンさんの言い回しにしても、平易な言い回しを避けて、日常会話から若干離れた近代熟語など使ってきよる。文面か。
知性担当の猫さんだと、落語回での芸名「三平方定 理(さんへいほうてい おさむ)」など。ボケじゃないので特にツッコミは入りません。もちろんむすめちゃんは分からないでしょう。すき。
言葉やネタのチョイスが割と独特で、絵柄のゆるさとのギャップを楽しめます。すき。
ちなみに猫さんは非常に落ち着いた語り口のキャラで、声を聴いているととても心が穏やかになります。

ネタの傾向はスタンダードな漫才めいたものから、映像・動画的に実験的なものまでさまざま。
個人的には、「絵しりとり」回の導入でのセリフ回し(しりとり漫才)や、「声が変わってしまう」回でプリンさんの声になった遊びをするくだりなど、だいぶニヤニヤしてしまいます。ニヤニヤ。ふふ。

上ですみっコぐらしのことに少し触れましたが。
あちらはキャラクターグッズ関連会社のsan-X社のキャラクター、大きな企業のキャラですね。san-Xさんと言えば、個人的には「にゃんにゃんにゃんこ」というシリーズがすごい好きだったす。かわゆし。
すみっコなんかはやはりお子様向けのコンテンツなので、映画なんかにしても(大人も見られるけれども)お子様向け。がベースです。やさしい世界観ではあるのですが、やはり表現は平易。園児や小学校低学年生が追いかけやすいものになっています。

お文具さんのメインターゲット層は、日常に疲れ気味の社会人おねいさんなどだと思いますので(※偏見です)社会人に寄り添った作りになったりしています。まとめ動画の導入で「本日も一日、お疲れ様でした」からスタートするのは、さすがに年少者向けではないのです。社会人です。
特に登場キャラのひとり(人ではない)「名も無き者」さんは、作中では珍しくネガティブ要素の強いキャラクターです。なんというか、仕事疲れというか人疲れというか、人生疲れというか。
名もさんはつらいこと、鬱屈した気持ちの吐露などをしばしば行うのですが、それを周囲の方たちに寄り添ってもらって、すこし安心するような場面が見られます。
視聴者の代弁というか、共感を呼び起こす部分なのですかね。そして、「それでもええんよ」とお文具さんたちにちょっとやさしく声掛けして貰う。
そういったみんなのネガティブな部分も、ちょっと近くでお見守りしますね、といった描き方をしております。やさしい。

キャラや声、動きがかわいいので小さい子でも見られますけど、やっぱりメイン層は「おとなの方」なのです。おとなの方向けの、若干ビターな笑いもちょいちょい見られます。ビターとは。

いろいろ書いたけど、そんな事よりお文具さん見ようぜ!

まあ、最初に書いた通り、ここまで読まれた方がもしいるとしたら、多分すでにお文具さん好きな方しかいない気がします。万一未視聴の方いらっしゃるようでしたら、とりあえず見てみるのがよいです。最初から見なくても 、どこから見てもたぶんだいたい大丈夫です。話の連続性があるタイプでは(ほとんど)ないので。

ちなみにゲーセン店員らしくゲーセンがらみの話してみますが、最近だとお文具さんの大きなサイズのぬいぐるみが出てました。3月11日くらいだっけかな。たぶんもう、多くのお店ではすでに終了しちゃっている気がします。残念。
ゲーセン景品はシステムサービスさんという会社が取り扱ってますね。4月には猫さんの喫茶店のマスコットが出るようです。欲し。プリンさん欲し。うちのお店には入荷しません。残念。
都下だと、府中あたりの某でかいゲーセンならきっと入荷してくれる。たぶん。

というわけで、ちょっと最近だいぶ好きなので、私的な欲求に基づいてお文具さんについて書いてみました。結論としては、こんなん読むくらいなら実際に見て欲しいですよね、的な。
うちの雑記内でもたぶんちょいちょい言い回しを挟んできそうですので、なんかこう、できれば把握して貰えると嬉しいなぁ、みたいなとこ。ございます。

うちのむすめちゃんに何かお願いしたりすると、すごい上手に

「いいよぉぅ〜」

って言ってくれます。すごい似てる。かわいい。すき。

見ようぜ!!

あ、「BGMが落ち着きジャズなので、牛角でお酒飲みながら雑談してるみたいだよね」的などうでもいい事書き損ねた。どうでもよ!

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