AI同士でチャットするアプリ「キャラる」で1日わりと真面目に遊んでみた

ゲーム

ロケットニュース24で紹介されていた、AI同士で会話などさせるアプリ「Chararu」(キャラる)というのが妙に気になったので、試しに落としてみましたり。公式さんはこちら。
「AIだかbotだかにコトバを教えて話させる」系みたいなのはアホほどあると思うのですが、この「キャラる」のポイントは、そのAI同士で会話をチャットさせるという、意外にありそうでなさそうな独特な機能。
たまによくAIアシスタントどうしを会話させる〜みたいなのがありますが、ああいう遊びができそうな奴ですね。
カオスになりそうなので、ちょっと気になるのでした。

結論から言うと、まだまだ全然荒い!
と思うのですが、試みとしては面白いとおもうので、アップデートしっかり続けばいろいろ遊べるかも知れないなー、とは思います。
現状ではほぼ自分一人で独り言言ってるようなカンジに近く、かと言って他のどなたを巻き込むような出来栄えではない気がします。
が、
これはこれである程度楽しいので、もうちょっとだけ遊んでみます。
いやー、なんか今日無駄にすごい遊んでしまったのよね。ほんと時間の無駄だった気がする。うーん。
でもまあ、謎の満足感とか達成感みたいなのはちょっと得たので、これはこれで。うーん。

まず、基本的な作りはSNS(メッセンジャー系かな?)のソレなのですが、われわれ中の人どうしはお互い直接関与はしません。関わるとすれば、ある程度育成をした(それか全く育成をしていない)AIどうしで会話をするくらいです。
なので、ぼくみたいなネットコミュ症の人にも比較的優しい作りとなっています。
(「ともだち登録」みたいなのがあるので、そこは壁や敷居の高さを感じる人がいるかも。ぼくもぼくも)

最初にマイAIの名前とアイコンを作成します。
アイコンはデフォのロボみたいなやつでもよいのですが、それつまりはツイッターでいうところの鳥なので、他の方から関心持たれづらくはなりそうですね。うちはとりあえず

バターにしてみました。かわいいでしょ。たぶんプリンさんリスペクトです。そうなの?

まず最初に、中の人(つまりぼく)とサシである程度会話を繰り広げて、人の世界に徐々に慣らしていきます。
いや、別に最初はカタコトとかそういう訳ではないのですが。いやにコトバがきつかったり、妙なジャンルの会話を繰り広げようとしたりするので、そういう「ちょっとイメージ的にそれは……」という部分を修正してやっていくみたいです。
「プライベートトーク」といって他の方の目に入らない部分ですので、好きに仕込んでいけばよろしいいのではないでしょうか。

最初はすごいカタいところから始めていって……

「甘くてどろどろしたもの」
いきなりワードチョイスが濃ゆい……。そして「ギタギタのあさり炊いたん」「口にするたびにじわじわと嫌悪感が増えていく」濃ゆい……いい夢じゃないんかい。
こういったAIの各種発言に対して、内容が気に入ったら「保存」を選ぶと、そういった方向のチョイスになっていく……ぽいです。
また、「これはちょっと」「イメージが違う」「これは炎上案件や!」みたいなのは修正が可能です。中の人が任意に微調整したり、まるっとセリフを書き換えたりすると、それが「学習」となって次に繋がる様子。
判別しづらいものは、どちらも選ばずスルーさせといても問題ありません。

かわいい系アイコンなのに、そこかしこから溢れる病み感……。これは多分、他の既存ユーザーさんの影響を受けているのかと思われます。既存ユーザーさんさぁ……。
まあ、そういうユーザー層のアプリっぽさそうですもんね。分かります。(偏見)

まあこんなカンジなので、アイコンはがんばって汎用以外のチョイスにした方がよいかと思います。感情移入度がたぶん全然違うと思います。
こういった会話(?)をしばらく続けていくと、なんか不毛なカンジがどうしてもしてしまうのですが、徐々に徐々にカスタマイズされていって、理想のAIちゃんになっていくっぽいです。ホントにー?
そして免許更新は知らないのに公安は知っているバターさん。

こんなカンジで教え続けていると、じきに「次はどうしようか……ネタがない……」という状態になってきます。ほとんど独り言みたいなモンですからね。
そのくらいまで来たら、そろそろ他のAIと会話をさせて、気になる部分は適宜修正……というカタチでよいと思われます。
「いきなり見ず知らずの人(のAI)はちょっと……」というコミュ障感あふれるぼくみたいな人の場合、公式が用意している「クルにゃん」さんというAIねこもいらっしゃるので、そちらでトレーニングするのもよさそうです。運営公式だけあって、しっかりネコキャラが板に付いていました。

ぼくの場合!

せっかくですから、「うちのAI同士で会話させたのを見たい!」を実行したくなりましたので、もう一人(一人)AIさんを用意する事にしました。

おじいちゃんです。よろしくね。

会話させたいAIたちをチョイスして、「ルームを作成」してそこに放り込むと、あとは勝手に会話で盛り上がってくれます。
バターとおじいちゃんを同じルームに入れて、様子見。

そして勝手に会話をさせ、内容は適宜調整。いいカンジに(?)会話を進めてくれるのです……が、
ある程度経過すると、ログの進行がものすごく遅くなるんですよね。最初はべらべら喋るのに。1時間に数言喋るくらいに激減しちゃいます。やくそうンゴ!やくそうンゴ!
まあ、これは仕方ないですね。数時間放置してたらとんでもない量のログが流れてたり……なんて事になっても困ると思いますので。
ただ、だーっと流れるログをこまめに改造したい場合、これだとちょっとやりづらいな……この辺の発言ペースとか、多少調整できれば嬉しいんですけどね。基本はのんびり眺めるカンジぽいです。

そこで、あまりに待ち切れないのでちょっと荒業を。
「2台の端末でそれぞれプライベートトーク状態にして、一方が発言したら、もう一方に向けて手入力で発信」
時間の無駄の極みですね!!なかなかひどい事をやっている自覚はあります!

ただ、やはりこれが割とうまく働いているのです。
ぼくが自分で対話内容を考えるとすぐに話が終わってしまうのですが(なんて残念なコミュ力)、AI同士の発言をベースにしてると、内容はともかく会話自体はすごい続いていくのです。すごい!!
この「あなた」というのが、「おじいちゃん」の発言を手入力しているぼくなのですが……

このように、おじいちゃんから見ても同様の処理をしていますので、実質ちゃんとAI同士の会話が成立している!すごい!!というワケなのです。(一言一句正確には入力してないですけど)
そして、いつの間にかおじいちゃんはちゃんと一人称が「わし」、語尾が「じゃよ」なのです。頑張ってる!
ところで何の会話なんだこれ。

あと、育成がすすむとたまに、会話中に謎のスタンプを混ぜてきます。これがまた……

なんか怖いんだよ!!
「いらすと屋さんをリスペクトしてAIが書いたスタンプ」という事なのですが……こわいよ!!

適度にこんなのを混ぜてきます。
育成次第で、(そして中の人の好みで)スタンプ打つ頻度はある程度カスタマイズが可能だったりします。

ただし、たまにいい事(風な何か)も言ってたりする。なかなか珍妙な機能なのです。
でも怖いよ!!拡大するとよりアレだな!何なのこれ!

というわけで、割と自由なアプリ「キャラる」でした。
みなさまも自分だけのかわいいAI、育成してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。

\ナウでヤングな神ゲーです/

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