ラクガキキングダムがサービス終了らしくて

タイトーさんの「ラクガキキングダム」というソシャゲが、サービス開始半年にしてサ終発表があったようです。
そうかー、そうなのかー。

ラクガキキングダムですが、ぼくも稼動当初にDLして少しだけ触ったんですけど、ほんとに少し触っただけでした。30分……もやってないかなぁ。
端的に言うと、合わなかったんですね。

「自分のラクガキが動くゲームで遊べると思ったら、美麗イラストキャラ集めのガチャを始めさせられた」

ソシャゲだからね、ガチャは分かるんです。他もやってる。ある程度しゃーない。
なんかね、期待してたのと違うんですよね……よそさまの「ラクガキ」ならともかく、きれいなイラストのキャラクターとか、微塵も興味ないというか……求めていなかったのです。
今後このガチャをやらされるのか……と思うと、その時点でどうにも、萎えてしまったのです。
本筋である「ラクガキ」まで行けませんでした。うーん、忌避感がどうしてもね。

終了するゲームに対して、しかも30分しか遊んでいないゲームに対して「ここが良くなかったんだよ!」的にあれこれ言うの、なかなか勘違いが過ぎると思うので、あくまで「ぼくの感想」を述べるに止めておきますが……。

ラクガキキングダムには一応「前身」とも言える、とは言えもう20年くらい前だと思うのですが(→調べたら2002年だそうです)、プレステ2で「ラクガキ王国」というRPGがありました。あと続編であるラクガキ2、こっちはアクションゲーだったかな。
「プレイヤーが描いたラクガキが動く!戦う!」というコンセプト通り、なんか適当にマルや四角描いてつなげるだけでも、勝手にうにょんうにょん動き始めるんですね。自動車描いたつもりだったのにタイヤが想定外の方向に回るとか、そういう自由奔放な部分も含めて、とても良作でした。switchやスマホで出たら遊びたいなーという気になるレベル。

2はアクションが苦手だったり、そもそもなんとなくあまり面白くない?イメージがあり、ほとんど記憶にないですが。初代はやりたい。初代は楽しかったです。使役タイマンバトルなので、ちょっとポケモンぽい印象があるかな。ちょっとね。

あと、絵本的童話的雰囲気というか、よく「ジブリっぽい」、もっと言うと「トトロっぽい」ふわっとした世界観だった印象があります。やさしい系。あれがラクガキの自由さによく合ってたんですよね。

話を戻してラクガキキングダムです。
遊ぶ前からどうにも危惧していた事の一つに、「なんか綺麗すぎる」ってのがありまして。
あれなんですよ。「美麗グラフィック、美麗キャラクター」路線というか。ソシャゲでもよく見かけますよね、豪華イラストレーター陣による美麗イラストを多数収録!的な。
ぼく個人のそれに対する賛否はいいとしてですね……あれですよ。
「ラクガキ」を冠しているのに、そっち方面なんだ、
っていうのが、どうしても。

ぼくも落書きするのは基本的に好きで、こないだもほんとに落書き落書きしい落書きを載せたところではありますが。
iPad借りてたのすーデジタイザーありがてえー、アイビスペイントありがてえーとかそんなカンジです。つまりまあ、一応デジタルイラストに触れた事はある身ではあるんですね。
それでいて絵あんななんですので、そりゃまあ、絵をちゃんと描くのって大変だなーと常日頃思っている訳です。大変だよね。
それだから、大変敷居が低く、それこそ3歳児でもできる「落書き」というギミックであるならば、その「敷居の低さ」は可能な限りに低い方がよかったのでは無いかな?と。

うちのむすめちゃんも、ぼくも嫁ちゃんさんも、なんか落書きしたら動いて遊べる!たのしい!!
というくらいだと良かったんだけどなー、と思っています。
ターゲット設定が難しかったんだろなぁ、とは思います。ラクガキって事で間口広そうだけど、ソシャゲでガチャ課金だとやっぱりある程度大人向けになる。
絵がきれいなのは、大人の女性層をユーザーにしたい印象を受けました。きれいな世界観。声優さんとかも付けてるんでしたっけ?ぼく音切って遊ぶので、基本そのへん分からんのですが……

そういった世界観なところに、一般的なプレイヤーが、一般的な絵心をもって、その世界観に乱入するんですよね。
ちょっとなかなか、敷居が高く感じてしまうのではないかいな?と。
どうなんでしょうね。そこまで遊びこんだ訳ではないので、ほんとにそんなんがあったのかは分かりませんけどね。少なくともぼくは、「ぼくが落書きしたい世界はここじゃない」と最初に思ってしまいました。

switchとかで、お子ちゃんでも遊べるようなシステムと世界観で、買いきりで出てくれればすごく遊びやすいんですけどね。採算取れないんだろね。
それこそマイクラのように、ユーザーに場所を提示して、どんどん作っていって貰えるようなシステムだったらね。
そんな体力、タイトーさん側に今ないかなー。難しいんでしょうね。
非常に惜しいです。あのラクガキのシステムは、じっくりやれればちゃんと楽しいだろからなー。

とかく、複雑な気分になったお話でした。惜しいなー。0

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