名前くらい一目で判読させてよ!!

そういや先の雑記でキラキラネームに少しだけ触れましたが……戸籍法改正で動きがあるらしいですね。

軽く記事を見てみたところ、これまで戸籍上に登録が無かった「読み仮名」を追加して、それに伴い、フリーダム過ぎる漢字の「読み」をどこまで許容するか、これからいろいろ検討する様子。

まーでも……
名前の読みに注文つけるのは、難しいんじゃないかなぁー
と、個人的には思います。

日本のお名前には昔から「名乗り訓」(人名訓)というシステムがありますよね。
「源頼朝」とか、ふつうの日本人なら「みなもとのよりとも」と読むと思いますが、朝を「とも」と読むのはちょっとやっぱり少し特殊で、「朝子」さんに対して「トモコさんですか?」と訊くのはちょっと変化球でしょう。かといってマイナーな名前だとも思わない訳で。最近は少ないかもとは思いますけども。
こういう有名なものはいいとして、名乗り訓
なんて膨大量あるし、どこまで使用が許されるか?どこからが完全な創作読み名になるか?認知されている/されていないの線引きは?なんて、まあまず無理でしょう。

「心」を「こ」「ここ」と読むというのも、ふつうの保守的な辞書なら載ってませんよね。心は動詞じゃないので、「心る」「心こる」という読み方にはならんのですよ。個人的には、エモい的な意味で「ここる〜」「ここりみ〜」などの用法を経緯してしたら、少し理解できるかも知れないです。そうだろうか?いや気持ち悪いっすよ?

でも、きょうびの名前界隈では認知されてきてますよね。どこぞの俳優さんだかのお嬢さんでしたっけ?「心美」と書いてココミさんという名付けをされて、それが拡散されたイメージがあります。
仮にもし、今後の戸籍法改正でこういうのにメスが入ったとして、「心はココとは読みません!却下!」となるでしょうか?
難しいよねぇ。既に前例が多数できちゃってて、既成事実みたいになってますもんね。
平成生まれの新しい「名乗り」になってる?なってるの??みたいなカンジです。既に載せてる辞書もあるかも知んないすね。

戸籍法改正で読み仮名に制限が入った場合、こういう「新しい名乗り」は今後生まれなくなりますね。場合によっては、古くからあるけどマイナーなものも却下され、廃れてしまうかも知れません。
ほんと、どこまで許す許さないの線引き、難しいと思います。
どのへん落とし所にするだろね。

個人的には、あんまり突飛なのはやっぱりどうかと思うんですよ。「一郎」と書いて「フランソワ」だと困る。社会的に困る人が出てきて、あんまし良くないと思うのです。医療従事の方とか困るらしいですよね。
ちなみにこのクラスで突飛のだと、役所出受理されなかったりするケースがあったりなかったりするみたいですね。(ソースなし) 明確な判断基準がある訳ではなく、役所の方の良識/常識の問題かと認識しています。むかしあった、有名な「悪魔」くん問題とかね。読み方のケースじゃないけど、非常識だと判断されたんですよね。これも担当者次第では受理されてたのかなーと。どうなんすかね。

ネットでは「豚切り」と呼ばれている、漢字の読みの一部を切り取るやつ。これもどこまで許されるのか。
「まゆ」ちゃんという名前に、「漫遊」はどうなのか。漢字の一文字めを拝借するパターンすね。このあたりから、人によってアリナシが分かれてくるイメージがあります。

漫遊はちょっとアレだな。万里さんとかね。
女性の名前なら「マリ」さんと読む場合がほとんどだと思うけど、「万」はマン、バン、よろず、あたりが普通の読み方で、「マ」は豚切り、創作読み名かな?と。でもだいぶ市民権得てそうですよね。地名とかで「万」でマって読むケース、あったりするのかしら。
つまり、豚切りにも市民権がある場合あるよね、難しいよね!ってお話です。

令和5年国会提出予定ですってよ。
経過が楽しみです。

読みやすい名前が一般的な日本になりますように。
だってカオスじゃん!やだよ秩序無さすぎるの!!

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