「それはあなたの感想ですよね?」というケース

文章を読んで、それが「事実」と「意見」を分けろ—
PISAという国際的な学力調査の設問。

ちょっと興味深いので、(人間ドックの前日で早く寝たいにも関わらず)いろいろ読み始めてしまいました。
文章の中にはこの「事実」と「意見」の要素があって、これを混同するとあまりよろしくないものになったりするそうです。
例えば

「今日の東京の最高気温は20℃で、やや肌寒いです」

とぼくが書いたとします。
気温が20℃というのは、まあ気象庁が発表したものでしょうから、(東京都内だけど八王子の最高気温は19℃だよ!とかそういうのはさておき)これは「事実」に相当します。
で、「やや肌寒い」というのが、意見に相当する部分ですね。今の季節(9月頃)で20℃、これが肌寒いかどうかは個人の感覚にも依るでしょう。仮に真冬でこの気温なら、多くの人が随分暖かいと感じるのではないでしょうか。
こういうのを明確にしていったほうが、分かりやすくて伝わりやすい文章になりますよ、というお話。(※と解釈した、ぼくの感想です)

報道なんかでありがちな、
「〇〇大臣はこのように発言し、議論呼びそうです」
みたいなやつ。こういうのだと、大臣が発言したのは(架空の創作でなければ)事実であり、その後の「議論を呼びそうです」は報道側の意見に相当しますね。意見というか願望かなー。「これは問題発言!みなさーん、ここが糾弾ポイントですよー!」と呼びかけているような。

これに対してですね、
ぼくがそれに対して、「こういう事ばっかやってるから信用無いんだよ」と書いてしまうと、
どうでしょうね?

これまたぼくの「意見」でしか無いのに、さも「信用無い」のが事実であるように書いていますね。
この「信用無い」の主語は誰なんでしょうね。ぼくなのか、世間のみなさまなのか、ネットのそういう系の一部の方なのか。
後ろの2つはふわっとしすぎですね。
よく「主語を大きくするな」という声をネットで見ます。「自分がそう思っているから、みんなもそうである」という書き方には気を付けないといけないなー、と思う次第です。

うちは雑記なので、基本的にぼくの所感で書き進めて行きます。
それはそうと、内容には責任持たないとね。気を付けよ。リテラシーがどうちゃらなんだぜ。

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